2024年09月03日
酪農について学んでみよう ~乳牛の知識 ①~
乳牛ってどんな動物?
乳牛の体
牛の目は顔の横についているので、視野が広く首を動かさなくても、真後ろと鼻先以外は見渡すことができます。牛は白黒の世界しか見えないといわれていましたが、最近の研究で色を見分けることができることが分かってきました。
牛は耳がとても良い動物で、200~300m先の音も聞こえるといわれています。そのため音にはとても敏感(びんかん)で、大きな音やがすると驚いて怖がります。元気がないときは耳が垂れて冷たくなるため、健康管理の指標にもなります。
牛はとても鼻の良い動物で、犬の嗅覚(きゅうかく)を上回るといわれています。乳牛の鼻には人間の指紋(しもん)と同じような “しわ”がついて、これを「鼻紋(びもん)」といいます。一頭ごとに異なり、しわ模様は一生変わることはありません。
乳牛は上の前歯がありません。その代わり上歯ぐきがとても硬く丈夫にできています。草を食べるときは長い舌で草をちぎり取り、上歯ぐきを”まな板”、下前歯を”包丁”のようにしてかみ切り、奥歯ですりつぶしてから飲み込みます。
乳牛の種類
乳牛のライフサイクル
とある酪農家の一日
色々な牛の飼い方
①つなぎ飼い方式
②フリーストール・フリーバーン方式