※健康課題に配慮した商品の2021年度~2030年度の対象商品のお届け見込み人数、及び当社提供の健康増進・食育活動への参加見込み人数をリーチ数(人数)として計算
※1 Topics「健康課題に配慮した商品設計」に記載している商品
※2 当社が実施する消費者調査。2021年度は健康貢献イメージが15%
森永乳業は、「健康価値」と「おいしさ・楽しさ価値」を、地球環境や人に配慮しながら事業を通じて提供していくことで、『かがやく“笑顔”』と『豊かな社会』に貢献します。
森永乳業は、乳で培った技術、国内における生乳基盤、当社ならではの独自素材を活かした商品やサービスを通じて、「健やかな成長」と「健康寿命の延伸」に貢献することを目指しています。
長年にわたる研究開発の成果として得た、栄養に関する豊富な知見や、ビフィズス菌やラクトフェリンなどの独自の機能性素材を活用した商品・サービスを提供し続けます。
生活者ニーズと当社シーズを掛け合わせ、且つ当社がより強化していく「健康価値」を商品の提供による5領域+啓発活動と定義し、それぞれの領域で価値創造(研究、商品、サービスの開発)を進めてまいります。
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→ | 生命維持に不可欠な栄養 (例:育児用粉乳、液状乳、経管流動食など) |
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→ | 栄養強化の強調表示をするもの (例:たんぱく強化、カルシウム強化、鉄分強化など) |
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→ | 栄養素またはカロリーの含まない旨、低い旨などの強調表示をするもの (例:低糖、低脂肪、低塩など) |
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→ | 機能性成分を含み、脳機能を除くからだに効果効能のあるもの (例:生活習慣対策、便通改善、体調管理など) |
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→ | 機能性成分を含み、脳機能に効果効能のあるもの (例:記憶対策、抗ストレスなど) |
森永乳業グループは、「健やかな成長」と「健康寿命の延伸」に貢献することを目指して、健康5領域を定義し、「健康強化マップ」のもと、商品・サービスを提供しています。
2022年度は、生活者ニーズに合わせた商品展開を強化し、「栄養改善(オン)」「機能性(からだ)」を中心に販売し、健康5領域の売上高は、21年度比1.1倍となりました。
・国内商品
森永はぐくみ液体ミルク
(必須栄養)
タンパク生活
(栄養改善(オン))
マウントレーニア
カフェラッテノンスイート
(栄養改善(オフ))
ビヒダス便通改善脂肪0
(機能性(からだ))
睡眠改善
(機能性(こころ/あたま))
・海外商品
Morinaga
Climeal(バニラ)
(栄養改善(オン))
Morinaga
Zero-fat Yogurt
(Less Suger)
(栄養改善(オフ))
必須栄養は、「生命維持に不可欠な栄養」と定義し、経管流動食や育児用調製粉乳などが該当します。2022年度は、液体ミルク「森永はぐくみ」を発売しました。
森永はぐくみ 液体ミルク
(5袋入り)
栄養改善(オン)は、「栄養強化の強調表示をするもの」と定義し、たんぱく質強化や、カルシウム強化などの商品が該当します。2022年度は、手軽にたんぱく質を摂取できる「タンパク生活」などを発売しました。
タンパク生活
・わたしの明日によりそう栄養プロジェクト
2022年度から始まった「わたしの明日によりそう栄養プロジェクト」は、日本人女性が「日本人女性の栄養素摂取量」と比較すると、多くの栄養素で基準値を満たしていないことに着目し、不足しがちな「栄養」を補うことで「いつもの自分」に戻って明日から笑顔で過ごせるように女性をサポートするプロジェクトです。
子育て~更年期の女性の体調に関するお悩み解決のヒントとなる「栄養」に関するコラムの提供と、女性の悩みに寄り添う商品の展開を通じて、明日のみなさんに寄り添っていきます。
ミライPlusプロテイン
1日分の鉄分ジュレ
1日分の鉄分ジュレ
栄養改善(オフ)は、「栄養素またはカロリーの含まない旨、低い旨などの強調表示するもの」と定義し、低糖質・低脂肪・低カロリーな商品が該当します。2022年度は、砂糖不使用の「マウントレーニアカフェラッテ ノンスイート」などを発売しました。
マウントレーニア
カフェラッテ
ノンスイート
(砂糖不使用)
Morinaga
Zero-fat Yogurt
(Less Suger)
(低脂肪)
機能性(からだ)は、「機能性成分を含み、脳機能を除くからだに効果効能のあるもの」と定義し、生活習慣対策や便通改善などの商品が該当します。2022年度は大腸の腸内環境を改善し、便秘気味の方の便通を改善する機能性表示食品の「ビヒダス便通改善脂肪0」などを発売しました。
ビヒダス便通改善脂肪0
機能性(こころ/あたま)は、「機能性成分を含み、脳機能に効果効能のあるもの」と定義し、記憶対策などの商品が該当します。2022年度は睡眠の質を改善する機能性表示食品「睡眠改善」などを発売しました。
睡眠改善
お客さまの健康志向の高まりから、2022年度より植物性商品(プラントベース商品)を国内で発売しました。
「マウントレーニアソイラテ」「マウントレーニアオーツラテ」は、NPO法人ベジプロジェクトジャパンより、「ヴィ―ガン認証マーク」を取得しています。
また、植物性商品の需要が高い海外では、2022年度にアメリカの植物性商品の製造会社であるTurtle Island Foods, Holdings, Inc.を子会社化し、植物性商品の提供を拡大していきます。
これからも「食のおいしさ・楽しさ」と「健康・栄養」の両立を目指して多様なニーズへ応えていきます。
マウントレーニア
オーツラテ
マウントレーニア
ソイラテ
森永乳業のビフィズス菌体は、ハラール認証・コーシャ認証を取得しています。認証の有無は、その教義を信じる方々にとり重要な判断基準であり、イスラーム信徒およびユダヤ教徒のお客さまに安心して商品を手に取っていただくために、生産工程をはじめとする製造現場で細心の注意を払い続けることはもちろん、企業として認証を維持・継続できるよう連携して対応しています。
森永乳業グループは、グローバルで拡大する健康ニーズを捉えて伸長させていくため、乳原料製造販売を行うMILEI社事業、アジア圏での育児用ミルク事業、菌体事業、北米でのプラントベースフード事業、Elovi社を中心としたベトナム事業などを行い、海外の生活者へおいしいと健康を届けています。
おいしいと健康をお届けするために、各国における認証の取得や、地域貢献にも積極的に取り組んでいます。
森永乳業グループは、各国の食に関する安全等の法律や基準を遵守し、商品を展開しています。
2022年度はアメリカと中国にて認証の取得・登録しました。
・アメリカでGRAS(※)を取得
2022年にアメリカで「ビフィズス菌MCC1274(Bifidobacterium breve MCC1274)」
「ビフィズス菌M-63(Bifidobacterium longum subsp. infantis M-63)」の2つの菌株が、GRAS(Generally Recognized as Safe)を取得しました。
GRASを取得したことにより、米国において一般的に安全と認められる食品として評価されたことになり、米国で「ビフィズス菌MCC1274」「ビフィズス菌M-63」を一般食品向け用途として販売することが可能となりました。
(※)GRAS(Generally Recognized as Safe)とは、米国にて新規に使用される食品原料に関して、該当素材の食品素材としての安全性を専門家が評価し、素材の特徴、製造工程、品質管理、製品スペック、使用実績、臨床試験結果等の項目が検討されます。GRASは米国内で食品の原料となる素材を販売する際に必要となるものです。
・中国「新食品原料」の登録
2022年5月に中国で伝統的な食習慣を持たない食品原料を中国国内で販売するために必要な制度の「新食品原料」に「ビフィズス菌BB536」が登録(※)されました。
「新食品原料」の登録のためには、食品原材料としての特性を備え、中国で求められている栄養面や健康面、安全性等における一定の要求基準を満たす必要があり、今回の登録により、この要求基準が満たされたと認定されたことになります。
なお、保有するビフィズス菌が新食品原料に登録されている日本企業は森永乳業のみです。また、3歳未満向け乳幼児用食品への使用を認められた森永乳業のビフィズス菌は、2016年の「ビフィズス菌M-16V(Bifidobacterium breve M-16V)」に次いで、「ビフィズス菌BB536」が2例目となります。
(※)今回の登録は、3歳未満向けの乳幼児用食品への使用が対象となります。
これにより、「ビフィズス菌BB536」は3歳未満を対象とした育児用ミルクやサプリメント等への添加が可能となりました。
2023年4月に国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンと、2023年5月よりベトナムのトアンザオ郡 トアンザオ地域開発プログラムにおいて幼稚園給食支援プログラム「Smiles & Health for Children」を立ち上げました。
このプロジェクトの支援地域であるディエンビエン省トアンザオ郡は、首都ハノイから北西へ570kmの場所に位置する山岳地域で、貧困率50%と高く、栄養不良の子どもの割合が多いことも報告されています。また、当事業地では、朝食を家庭で食べられない子どもが多く、幼稚園で提供される1日2回の給食が主な栄養源になっていながらも、幼稚園の調理施設の衛生環境や栄養に関する知識には課題があると言われており、調理施設の衛生面の改善と栄養啓発の両面から、子どもたちの健康・栄養状態の改善が求められています。なお、本取り組みは、日本とベトナムの外交関係樹立50周年事業として認定されています。
ベトナムには、森永乳業グループの生産、販売拠点を設けており、海外事業においても注力する国の1つに据えています。ベトナム地域の健康・栄養の課題解決に貢献していくことで、子どもたちの健康と栄養の改善に貢献していきたいと思います。
給食を食べるベトナムの子どもたち
ベトナムの子供たち
日本とベトナム外交関係樹立50周年認定事業の
ロゴマーク
ベトナムで幼稚園給食を支援「Smiles & Health for Children」子どもたちの健康・栄養状態の改善に向けた取り組み
森永乳業グループは、「乳の優れた力を探り最大限に活用する」というミッションのもと、「おいしさ・楽しさ」「健康・栄養」「安全・安心」の面から研究開発に取り組むことで、サステナブルな社会の実現と世界中の人々の笑顔あふれる生活を目指しています。
「中期経営計画 2022-24」では、「研究本部人員の約15%増(22/3期比)」を計画数値とし、その計画にのっとり、2022年度より人員を強化し、健康・栄養に寄与する研究開発を進めています。
その結果、2022年度は健康に貢献する研究開発の論文を47件発表しました。
森永乳業グループでは「健康・栄養」をサポートする多くの機能性素材を保有しています。
これらの機能性素材について最先端の研究を進めるとともに機能性とおいしさを兼ね備えた多彩な商品開発、製品応用を目指します。
・ビフィズス菌の研究
当社は、「ビフィズス菌BB536」が赤ちゃんから発見されて以来、50年以上にわたってビフィズス菌、腸内フローラの研究に取り組んでおります。
当社のビフィズス菌は日本国内だけでなく海外でも高く評価されており、関連する研究論文数は現在までに400報を超えました※
これらの研究成果により、新生児から高齢者まで幅広い世代の方の健康をサポートする素材として、世界中の人々の健康と笑顔を支えています。
※当社および外部機関による報告の総数、2023年3月31日現在
2022年度は、ビフィズス菌の研究成果が認められ、以下の賞を受賞しました。
日本乳酸菌学会賞:ビフィズス菌および乳酸菌の生理機能解明と産業利用に関する研究
農芸化学技術賞:認知機能改善作用を有する「ビフィズス菌MCC1274」の開発と事業化
農芸化学女性企業研究者賞:ヒトに棲息するビフィズス菌を中心とした腸内細菌に関する研究
・ラクトフェリンの研究
ラクトフェリンが発見されてから、すでに80年以上が経過しており、ラクトフェリンに関する研究論文は9,000報(※1)を超えています。
中でも、森永乳業グループはラクトフェリン論文の発表数が世界で最も多い民間企業となっています(※2)。
森永乳業では外部の専門家や自治体と連携しながら、ヒトでの有益性に関するデータだけでなく、より安全、安心にラクトフェリンを摂取するための試験を継続的に実施しています。これらの研究を蓄積していくことで、自信をもって皆さまのお手元に届けられる商品を、これからも開発していきます。
※1 Pubmedにて検索時9,233報出現(検索ワード:Lactoferrin 期間:1960年〜2021年12月1日現在)
※2 SCOPUSにて検索(検索ワード:Lactoferrin 検索日:2021年11月9日)
森永乳業では、人々の笑顔と健康をサポートするために、地域の課題に密着し、大学や企業・自治体と連携した共同研究に力を入れています。
森永乳業は、2017年より岩見沢市の母子健康調査や子育て支援に参加しており、北海道大学と岩見沢市が共同で運営している「子育て世代と地域をつなぐコミュニティーサービス『家族健康手帳アプリ』」内で、当社研究員が講師を務める妊娠・授乳期のママ・パパ向けの学びの動画講座「プレママ・プレパパのおなかからの育児講座」の実証提供を岩見沢市民向けに実施しました。
2021年には、北海道大学がCOI『食と健康の達人』拠点の岩見沢市における低出生体重児減のプロジェクトで第3回日本オープンイノベーション大賞 日本学術会議会長賞(内閣府、2021年2月)、第9回プラチナ大賞・総務大臣賞(プラチナ構想ネットワーク、プラチナ大賞運営委員会主催、2021年10月)を受賞しました。両賞とも、岩見沢市の低出生体重児の出生比率が、2015年の10.4%から2019年6.3%に低減されたことなどが評価されています。
このような取り組みの拡大を通じ、地域との交流が減少し不安を抱える子育て世代が安心して子育てできる環境づくりを目指してまいります。
2014年より、当社では世界に通用する独自素材開発に向けて松本市、松本地域の大学と産学官民の連携体制で、ラクトフェリンやビフィズス菌、ペプチドなどの機能性素材が健康に与える影響を検証する取り組みを進めてまいりました。
2021年には、松本市と「食を通じた健康増進と地域活性化に関する包括連携協定」を締結。これまでの健康増進の研究活動からさらに連携の範囲を広げ、森永乳業の商品やサービスを活用した地域課題の解決や地域産業振興にも取り組んでいきます。今後は食育や子育て支援、デジタルを活用した健康情報の啓発などの活動を松本市と推進し、“地域社会との共生”を目指してまいります。
これからも、お客さまや地域のみなさまの健康と幸せに貢献する取り組みや共同研究を進めてまいります。
森永乳業は、社会をつくるのは「人」であり、人々の健康増進に寄与することが重要なミッションと考えています。その中でも特に健康寿命の延伸に向けた取り組みと、次世代の成長支援は企業として関わらなければならないことと考えています。森永乳業では自社の知見を活かし、健康増進と、次世代を担う子どもたちの成長を支援するプログラムを展開してきました。
森永乳業はこれからも、社会と連携・協働しながら、未来の創り手に必要な資質・能力を育むこと、その基盤となる環境を整えることを目指していきます。
森永乳業グループでは、「森永乳業グループ品質ポリシー」を掲げ、確かな品質管理と優れた技術でお客さまに安全・安心をお届けしています。食品安全マネジメントシステムの国際規格スキームであるFSSC22000に加え、品質の重要管理点を特定し、食品安全と品質を総合的に管理するシステムを運用しています。
コーポレートガバナンス体制の強化を目的に品質保証にかかわる全社的な基本方針、重要施策について審議・決定する機関として「品質保証委員会」を設置しています。
代表取締役社長を委員長として、年に2回開催する品質保証委員会では、品質重要課題の戦略的な解決、品質方針・基準、運用確認について審議しています。品質保証委員会での審議内容は取締役会に報告されます。
森永乳業グループは、「森永乳業グループ品質ポリシー」に基づき、1.商品開発、2.資材調達、3.製造、4.物流・販売の各フードサプライチェーンにおいて、「品質ルール」を規定しています。この「品質ルール」に基づく品質管理を組織的に実行することで、取り扱うすべての商品の安全と品質を確保しています。
1.商品開発
商品開発の設計からリスクマネージメントを実施し、安全と品質を確保する事を最優先としています。
新たな素材や容器、新たな製造技術にチャレンジするたびに、その安全と品質を確保するために商品ごとの確認を行っています。
2.資源調達
3.製造
4.物流・販売
森永乳業では商品の保管・物流拠点や営業倉庫ごとに品質管理責任者を置き、物流段階で品質管理が適切に行われていることを確認しています。
また、流通段階における品質の維持管理とその運用のための品質ルールを規定し、商品の温度管理、倉庫の維持管理、商品の保管荷役・輸配送管理、各流通段階に関わる社員・関係先の指導・教育を行っています。
関連リンク
食品安全・品質について
森永乳業では、お客さま相談室を設置し、お客さまのご意見・ご要望をお寄せいただいております。
お寄せいただいたご意見、ご要望はホームページで公開しており、商品・サービスへの安心をお客さまに感じていただく取り組みを進めています。
関連リンク
お客さま相談室
森永乳業グループでは、品質を守る環境整備として、労働安全衛生に力を入れています。「安全衛生基本方針」に基づき、労働災害ゼロを目標に、安全衛生教育や危険個所の特定と評価を行い、それを低減・除去するための活動を推進しています。
また、「品質」をつくりあげるのは人であるという考えのもと、2002年に従業員の品質教育を行う、「森永ミルク大学」を開校しました。
今後も、品質トラブルの未然防止と再発防止を徹底して食の安全と品質を確保します。
森永乳業は、原材料をはじめとするさまざまな原料や容器包装の調達、原材料や商品の物流などに関わる多くの取引先とともに事業活動を行っています。これらの取引先には、お客さまへ、高品質、安全・安心でおいしく価値のある商品をお届けするために、「森永乳業グループ調達ポリシー」を示して、理解と協力をお願いするとともに、相互に情報を共有し、連携を深めるよう努めています。
原材料の取引先とは、品質保証書・包装資材規格を取り交わし、使用している原料の情報(配合、起源原料、起源原料原産国、食品添加物使用の有無、アレルゲン、遺伝子組み換えなど)、容器包装の材質の安全性、使用上の安全性、法的規格基準の適合性(残留農薬の基準適合など)、取引先の製造工程における品質管理状況などを確認しています。
原材料の取引先と「品質向上セミナー」を年に1回開催し、当社の品質保証システムの理解、原料および容器包装の品質維持・向上や衛生環境改善の取り組みについて、情報共有をはかりながら、相互にコミュニケーションをとる機会としています。
良質の原材料を供給いただくためには、取引先との良好なコミュニケーションが重要となります。森永乳業グループでは、コミュニケーションの手段として書類審査の他、取引先工場の品質監査を実施しています。
品質監査では、森永乳業グループの品質方針をご理解いただき、取引先の協力のもと、異物やアレルゲン管理など、さまざまな視点で食品安全・品質上の課題がないかを確認します。課題があれば、取引先と相互理解の上で改善していただくことで、より安全・安心で良質な原材料の供給を可能としています。
ヨーロッパやオセアニアなど海外からも原材料を輸入しているため、必要に応じて海外の現地工場に対して国内と同様に監査(現地、リモート、書類など)を実施し、気付きに対する改善により、さらなる品質向上活動を進めています。
海外の取引先に対して、森永乳業グループの品質方針に沿った品質管理を要求し、海外も含めて良質素材を確保する調達体制を構築しています。
2022年度は著しいリスクを有する問題事象はありませんでした。