森永乳業グループは、「乳で培った技術を活かし私たちならではの商品をお届けすることで健康で幸せな生活に貢献し豊かな社会をつくる」という経営理念のもと、事業を通じた社会課題の解決と持続的な企業価値向上の両立を目指し「サステナビリティ中長期計画2030」に取り組んでいます。
今日、気候変動や地政学的リスク、人口構造の変化など、企業を取り巻く環境は一段と複雑さを増しています。社会から企業に求められる役割も、これまで以上に高度かつ多面的なものとなりました。このような環境変化を踏まえ、森永乳業グループは2025年にサステナビリティ推進体制を見直し、その実効性の向上を図りました。経営層を主体とする「サステナビリティ委員会」と、執行層を主体とする「サステナビリティ推進会議」へと体制を移行して一年が経ちましたが、外部有識者や社外取締役からの率直な問いかけを受けることで、当社グループの取り組みをより客観的に捉え、議論を実行へと繋げる力が着実に高まっていると感じます。多様な視点を経営に取り込むことは、変化の時代におけるサステナビリティ経営の質を高める原動力になると考えています。新たな体制のもと、森永乳業グループ全体に加え、サプライチェーンも含めたサステナビリティ経営を推進してまいります。
事業活動においては、長年培ってきたビフィズス菌研究をはじめとする独自の技術や知見を活かし、多様化する健康ニーズやライフスタイルに対応した価値提供に取り組んでいます。森永乳業グループは2023年に「ウェルビーイングステートメント」を発表し、2025年には「サステナビリティ中長期計画2030」の見直しにあたり、ウェルビーイングの要素を計画に組み込みました。3つのマテリアリティテーマの一つである「食とウェルビーイング」の取り組みを中心に、人びとの健康で幸せな生活への貢献を目指しています。ウェルビーイングへの貢献は、社会的価値の創出であると同時に、当社グループの持続的成長を支える重要な経営テーマであると考えています。今後も、乳を通じて培ってきた栄養学的知見や独自素材の研究を基盤に、人びとのウェルビーイング向上に貢献する企業を目指してまいります。
私たちはこれからも、ステークホルダーの皆さまと対話を重ねながら、サステナビリティ経営をさらに深化させてまいります。社会課題が複雑化し、不確実性が高まる時代だからこそ、変化を恐れることなく挑戦を続け、ウェルビーイングかつ持続可能な社会の実現に貢献してまいります。皆さまには今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2026年8月