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3分で分かる!森永乳業のサステナビリティ
私たち森永乳業グループの事業の軸は、商品やサービスを通じてお客さまに「おいしい」と「健康」をお届けすることです。
そしてそれは、世界中の自然の豊かな恵みや人々とのつながりを起点にした発見やイノベーションによって今日まで支えられてきました。
事業を永く継続していくためには、地球上のあらゆる環境問題や社会課題に対する積極的なアクションが必要不可欠だと、私たちは考えています。
3分で分かる!森永乳業のサステナビリティ
【目指す姿】
「おいしいと健康」をお届けすることにより、豊かな“日常・社会・環境”に貢献し、すべての人のかがやく“笑顔”を創造し続ける
この目指す姿には、事業を通してこれらの環境問題や社会課題を解決し、お客さまの日常に笑顔をもたらしたい、豊かな社会と環境に貢献し続けたいという想いが込められています。
コーポレートスローガンにも掲げる、かがやく“笑顔”を創造し続けるため、この姿を目指して、今後も事業活動を続けていきます。
3分で分かる!森永乳業のサステナビリティ
この目指す姿の実現に向けて、長期的な視点で課題に取り組んでいくために、サステナビリティ中長期計画2030を策定しました。上の図はこの計画を体系的に整理した「理念-活動体系図」です。
ありたい姿の実現に向けて私たちが特に力を入れる領域として、7つのマテリアリティ(重要取組課題)を特定し、具体的な目標やアクションなどをまとめました。さらに、「食とウェルビーイ ング※」「資源と環境」「人と社会」の3つのテーマでくくり、計画の軸としています。
※旧「食と健康」、2025年度に「食とウェルビーイング」に改定
健康で幸せな未来に貢献するビフィズス菌研究
善玉菌として一括りにされがちな「ビフィズス菌」と「乳酸菌」ですが、生物を区別する分類学的には、ヒトとクラゲほども違います。
森永乳業が長年研究してきたのは、ビフィズス菌。
1969年に赤ちゃんの腸内からビフィズス菌BB536を発見し、50年以上にわたりビフィズス菌のトップランナーとして研究を続けてきました。これまでに発表したビフィズス菌BB536の研究論文数は290報以上(2025年9月時点)、ヒトにすむビフィズス菌の研究論文数も世界1位※を誇ります。
※(株)ナレッジワイヤ調べ、2026年1月時点(PubMed・医中誌WEBにて企業による研究論文数で世界一)
健康で幸せな未来に貢献するビフィズス菌研究
製品に含まれるビフィズス菌の生菌(せいきん)数は、製品の品質や機能性を評価する指標となるため、製造する私たちはもちろん、商品を手にするお客さまにとっても、正しく測定することは重要です。
「今よりもっと安定的に、より正確にビフィズス菌の生菌数を測定する方法に変更したい。」という想いから、国際規格で定められた測定方法を変える国際プロジェクトを立ち上げ、リーダーとして大きな挑戦を開始しました。そして、約8年後の2024年11月、当社案を含む規格が国際規格として採択・発行されました。
今後も世界を舞台に挑戦を続け、品質管理と優れた技術でお客さまに安全・安心をお届けし続けます。
健康で幸せな未来に貢献するビフィズス菌研究
※左から「ビヒダス プレーンヨーグルト」「ビヒダス プレーンヨーグルト脂肪ゼロ」
※パッケージは、2025年9月リニューアル発売当時のものです。
ヨーグルトには、必ずしもビフィズス菌が入っているわけではありません。一般的にビフィズス菌は酸や酸素に弱く、ヨーグルトでの増殖が難しいためです。
ビフィズス菌入りのヨーグルトの一つに、私たちが製造・販売する「ビヒダス ヨーグルト」シリーズがあります。
2025年、おいしさや健康をお届けするだけでなく、お客さまの使い勝手や環境にも配慮したいという想いから、プレーンヨーグルト2品を内容量はそのままに、容器サイズを小さくしました。ご家庭の冷蔵庫に入りやすいよう、高さを約2cm低くし、以前の容器と比べて、使用するプラスチックを16%以上減らしました。
栄養を届け、笑顔を広げる
私たちは、事業を展開するベトナムの社会課題解決に貢献するため、2023年5月より栄養不良の子どもたちが多い地域の幼稚園・小学校で給食支援プログラム「Smiles & Health for Children」を始めました。
給食調理施設の建設と栄養・衛生に関する教育活動のハード・ソフトの両面から自走に向けた支援に取り組んでいます。これまで4園で給食調理施設を建設、6園に教育活動を行い、400人以上の子どもたちをサポートしてきました。2025年には対象を幼稚園から小学校へ広げ、新しい地域での支援を進めています。
今後も取り組みを広げながら継続し、ベトナムの子どもたちのウェルビーイングに貢献していきます。
酪農家のお悩みを解決!
酪農家も牛も環境もうれしいシステム
牛乳は身近な飲み物ですが、実はその原料となる「生乳(せいにゅう)」の生産は簡単じゃないんです。
いったい、どういうこと?
酪農家のお悩みを解決!
酪農家も牛も環境もうれしいシステム
知っていますか?牛1頭が1日に出すふんは20~40kg、尿は6~12L※!これを毎日処理するのは本当に大変。さらに、堆肥(たいひ)を畑に還元するための土地(圃場(ほじょう))を確保するのも悩みのタネです。「ふん尿処理って、力仕事だし、土地も必要だし…」と、酪農家さんの困った声が聞こえてきました。
※一般社団法人Jミルク「 乳牛の体形や食事量 | findNew 牛乳乳製品の知識」より
酪農家さんのためにも、解決したいね。
そうですね。また、酪農業では、地球温暖化の主な原因となる温室効果ガスの排出も課題です。酪農業で多く発生するメタンは、温暖化に対する影響が二酸化炭素に次いで大きいため、メタンを減らすことは、サステナブルな酪農を目指す上でとても重要なんです。
酪農家のお悩みを解決!
酪農家も牛も環境もうれしいシステム
そこで、森永乳業は「MO-ラグーン for Dairy」という、ふん尿処理システムを開発しました。これは、バイオガスプラント(ふん尿からエネルギーをつくる仕組み)と森永乳業の独自技術「MO-ラグーン®」(微生物の力で排水をきれいにする仕組み)を組み合わせたものです。
導入によって、牧場から排出されるメタンの量を最大30%削減、堆肥量を約75%削減し、さらに人手や土地の負担を大幅に軽減することを目指しています。
現在、森永酪農販売株式会社の那須岳麓農場で実証実験を進めており、将来は全国の酪農家に広げたいと考えています。
森永アロエヨーグルトを支える人びとの
人権尊重と多様性配慮
「森永アロエヨーグルト」に使用しているアロエ原料の原産地は、さんさんと日差しが降り注ぐ、タイ。
2024年、アロエを育てる現地の農家とアロエ原料の加工・販売等を行うSiam Aloe Vera(2005)Co.,Ltd.(以下、「SAV社」という)の人たちに、人権に関する調査(人権インパクトアセスメント)を行いました。
実際にタイへ足を運び、働き方を見たり、直接話を聞いたりした結果、そこで働く人たちの人権や働き方に大きな問題がないことを確認できました。また、現地の人たちは、規律を守りながら家族のような雰囲気で働けており、働く環境に満足していることがわかりました。
森永アロエヨーグルトを支える人びとの
人権尊重と多様性配慮
アロエヨーグルト発売当時、現在のアロエ主産地であるタイのプラチュアップキリカン県では、さとうきびやパイナップルの栽培が一般的でした。しかし、これらの作物は、他の生産地の収穫量や国際相場の影響を受けやすく、農家が安定した収入を得るのは難しい状況でした。
そんな中、日本でアロエヨーグルトが大流行したことで、農家はアロエを育てるようになりました。一年中栽培できる特性も活かされて、農家に安定した収入をもたらしています。アロエのおかげで、子どもを安心して学校に通わせられるようになった家庭もあるそうです。
森永アロエヨーグルトを支える人びとの
人権尊重と多様性配慮
水は、地域の暮らしや産業に欠かすことのできない重要な資源です。アロエ栽培にも欠かせません。
SAV社では、工場の敷地内に貯水池を作るだけでなく、地域の農家にも貯水池の作り方を教えてきました。貯水池に雨水をためることで、雨が少ない季節でもアロエ栽培に必要な水を供給できています。
また、東南アジア特有のスコールのときも、貯水池が水を一時的にためることで河川氾濫など洪水のリスクを減らしています。さらに、工場で使った水は5段階の排水処理を行い、現地の排水基準に合ったきれいな状態にして自然に返すことで、貴重な水資源を無駄にしないよう取り組んでいます。
日本の地球の裏側で、
コーヒーと地球のために出来ること
チルドカップコーヒー「マウントレーニア」シリーズは、原料となるコーヒー豆の一部を、ブラジル・ダテーラ農園から調達しています。
森永乳業は同農園が環境保護のために取り組む植樹事業「Tree_llion_PROJECT(トリリオンプロジェクト)」の理念に共感し、農園敷地内の自然保護地区での植樹活動「マウントレーニアの森プロジェクト」を開始。2020年~2024年までに計7万7千本を植樹し、向こう30年で約5千トンのCO2削減を見込んでいます。
日本の地球の裏側で、
コーヒーと地球のために出来ること
ダテーラ農園は、サステナブルという言葉が世の中に浸透する前から持続可能な農業に取り組み、2003年には、ブラジルのコーヒー農園で初めてレインフォレスト・アライアンス認証※を取得しました。さらに、コーヒー豆生産において、CO2吸収量がCO2排出量を上回るカーボンネガティブも達成しています。
※ レインフォレスト・アライアンスは、国際的な非営利環境保護団体です。
地球環境保護と人々の持続可能な生活を確保することを使命とし、森林や生態系の保護、土壌や水資源の保全、労働環境の向上や生活保障など、厳しい基準を満たした農園にのみ「レインフォレスト・アライアンス認証」が与えられます。
日本の地球の裏側で、
コーヒーと地球のために出来ること
気候変動の影響により、世界のコーヒー豆生産量の約6割を占めるアラビカ種の栽培に適した地域が2050年までに半減するという予測が報告されています。
森永乳業は、兼松株式会社、株式会社TOWINGと共同で、この「コーヒー2050年問題」とサプライチェーン全体の温室効果ガス排出量削減の対応策として、ダテーラ農園の育苗地でTOWINGの高機能バイオ炭「宙炭」を使った実証実験を開始しました。宙炭は土壌の改良や、炭素を土壌に長期間閉じ込めて大気へのCO2放出を減らす効果が期待されており、この実験でコーヒー豆の収穫量や品質、CO2の削減効果、土壌の性質等の分析・評価を行い、気候変動対策を進めていきます。
環境にも人にもやさしい輸送手段って?
モーダルシフトって、どんなものなの?
日本語に直訳すると「Modal(輸送手段)」の「Shift(転換)」。トラック等の自動車で行われている貨物輸送を、鉄道や船舶といった環境負荷の小さい輸送手段に切り替えることです。
環境負荷が小さいって、どういうこと?
地球温暖化の原因となる、CO2(二酸化炭素)の排出量を減らすことができるんです。
1トンの貨物を1km運ぶときに排出される二酸化炭素の量※を見てみましょう。
※ 国土交通省「輸送量当たりの二酸化炭素の排出量(貨物)」より
環境にも人にもやさしい輸送手段って?
このように、輸送手段を転換することで、航空利用では約47%、船舶利用では約80%、鉄道利用なら約91%の二酸化炭素の排出量を削減できるんです。
へー!環境にやさしい輸送手段なんだね。
さらに、労働力不足の解消・働き方改革の観点からも注目されているんですよ。
2024年4月から、自動車運転業務の労働時間の上限規制によるドライバー不足や輸送力不足などが懸念されています。
これまでトラックが担ってきた輸送の一部を鉄道や船舶に切り替えることで、輸送の効率化やトラックドライバーの輸送距離の短縮化につながり、輸送力不足やトラックドライバーの長時間労働といった問題の解消も期待できます。
環境だけじゃなく、人にもやさしい輸送手段なんだね。
環境にも人にもやさしい輸送手段って?
2025年7月、森永乳業は日本通運株式会社、日本貨物鉄道株式会社、日本石油輸送株式会社とともに、盛岡・仙台~神戸間の流動食輸送で鉄道を活用したモーダルシフトを開始しました。往路・復路とも同じ荷主(森永乳業)による31フィートスーパーURコンテナ※2を使ったラウンド輸送※3は国内初※4の取り組みです。
トラックドライバー不足や輸送力不足といった「物流2024年問題」への対応を強化し、輸送効率を改善します。また、CO2排出量を約72%削減、年間約184トンの抑制を見込み、環境負荷低減にも貢献します。
※1:盛岡工場製造の栄養補助飲料「エンジョイクリミール」シリーズ、神戸工場製造の流動食CZ‐Hi、エコフローアクアなどが対象。
※2:日本石油輸送が所有する真空断熱パネルを採用したコンテナ。冷蔵コンテナより高い断熱性能を備え、より一層の温度維持が必要な品物を運ぶのに最適。
※3:貨物を目的地で下ろした後、貨物を積んで出発地まで戻ることで、往路と復路の車両の積載率を高め、輸送にかかるコスト低減を可能にする輸送方式。
※4:日本石油輸送調べ
将来世代と経営層の対話
~ウェルビーイングな未来を共につくろう~
2024年、森永乳業グループは「Smile Together PROJECT~聞かせて!Future Generations~」をスタートしました。この新しいプロジェクトでは、経営層が将来を担う世代と直接対話し、将来世代の声を経営に活かすことで、森永乳業グループのウェルビーイングな未来の実現を目指しています。
同年7月、森永乳業の大貫社長と若手社員がコーポレートスローガン「かがやく“笑顔”のために」をメインテーマに本音で語り合うプログラムを開催。若手社員一人ひとりの想いに耳を傾け、社長自身の想いや考えも伝えながら、より良い未来について考えました。
将来世代と経営層の対話
~ウェルビーイングな未来を共につくろう~
将来世代と経営層の対話
~ウェルビーイングな未来を共につくろう~
安心して手に取っていただけるための商品の工夫
私たちは、サステナビリティ活動のマテリアリティ(重要取組課題)の1つとして、「食の安全・安心」に取り組んでいます。
原材料の調達から製品がお客さまの手元に届くまでの食品の透明性や追跡性を確保したり、安全と品質を保証する体制や仕組みをつくったり、お客さまに必要な情報をお届けしたり…。時には、サプライチェーンパートナーにも協力をいただきながら、安全・安心を守り続けています。
皆さんが普段、街中で手にする商品にも、実は様々な工夫をこらしています。次のページで、その一部をご紹介します。
安心して手に取っていただけるための商品の工夫
❶どなたでも開けやすい設計
小さなお子さまからご高齢の方までどなたでも開けやすいよう「ビヒダス ヨーグルト」のオーバーキャップ(外ふた)には、開封時に指をかけられる開け口をつけています。
❷お子さまの誤飲を防ぐ設計
「森永ジュレ」シリーズでは、お子さまの誤飲防止に配慮した大きなキャップを採用しました。また、キャップに大きな隙間があるため、誤って口に入ってしまったときも空気の通り道ができるように設計されています。
❸触っただけで中身が分かる設計
生乳100%の「成分無調整牛乳」にだけ、紙パックの上の部分の開け口とは反対側に、くぼみがついています。これは「切欠き(きりかき)」といって、目の不自由な方が「成分無調整牛乳」と他の飲み物を区別し、開け口を知るための工夫です。バリアフリーの観点から、該当商品に切欠きを付けています。
安心して手に取っていただけるための商品の工夫
❹お客さまが必要な情報を知ることができる設計
BtoCの全商品で、パッケージに以下の工夫を行っています。
(一例)
地域の皆さまとのコミュニケーション
企業活動にとって、地域コミュニティは重要で欠かせない存在です。私たちは、地域の皆さまと持続可能な未来を築くため、様々なコミュニケーションの場を大切にしています。その1つが、工場見学です。
工場見学では、商品の安全・安心がどのように守られ、作られているのか、環境への配慮やサステナブルな取り組み、そして、そこに込められた働く人の想いを、実際に見て・感じていただけます。
今後も包括連携協定を通じた自治体との取り組みや清掃活動、小中学校向け出前授業など、地域との繋がりを深め、次世代の成長を応援する活動を続けることで、持続可能な社会づくりに貢献します。