2020年10月29日 お知らせ

森永乳業の育児ニュース『エンゼル110番レポート第86号』
「離乳食-昔と今 ~変わったこと・変わらなかったこと~」


 森永乳業は、時代とともに変化する母親像の理解に役立つことを願い、1993年4月から「エンゼル110番レポート」を発行しております。このレポートでは、育児相談窓口「エンゼル110番」*への相談内容から、育児に関する傾向についてまとめています。
 *エンゼル110番とは「子育て奮闘中のお母さんたちのお役に立ちたい」という思いから、1975年5月に開設した育児相談窓口で、2020年5月に45周年を迎えました。

 今年2月から4月上旬にかけてエンゼル110番にお電話をくださった5カ月から2歳までのお子さまがいるママを対象に、「離乳食とベビーフード」についてアンケートを実施しました。
 エンゼル110番では過去に2回(1993年、2000年)「離乳食」に関するアンケートを実施しています。その頃のママたちと比べ、今のママたちは意識の変化はあるのでしょうか。今回のレポートでは、過去の調査と比較し、どんなところに変化があったのかを考察しました。



【概要】

  • 離乳食の開始時期は、5~6カ月が主流になり、昔と比べると後ろ倒しになっている傾向が見られた。
  • 離乳食開始のきっかけは、「月齢で決めた」「赤ちゃんが食べたそうにしていた」が今も昔も大半を占める一方で、アレルギーを気にする声も聞かれた。
  • 離乳食の情報源については、「離乳食の本」が昔から変わらずに多いが、「インターネット・SNS・アプリ」の登場により、情報源が変わりつつある。
  • 離乳食で困ったことについては、「食べない」「どんなものをどれくらい(分量)食べさせたら良いかわからない」など、回答に大きな変化はなかったが、授乳・離乳の支援ガイド(厚生労働省)の改訂により「卵の開始時期や進め方がわからない」という相談内容が増えた。
  • ベビーフードの利用経験者は概ね全体の80%台で推移しており、特に大きな変化は見られなかった。


◇エンゼル110番 電話相談運営概要◇
相談対象:妊娠中~小学校就学前まで
相談員数:17名(保健師、管理栄養士、心理相談員など)
平均勤続年数:15.6年
ウェブサイト: https://www.angel110.jp/
フリーダイヤル:0800-555-110


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