2019年07月09日研究開発

発見から50周年「ビフィズス菌BB536」の研究成果発表及び乳幼児向けGRAS自己認証を取得

 森永乳業は1921年に育児用ミルクを発売して以来、母乳の成分や働きについて研究しており、健康な赤ちゃんの腸内にはビフィズス菌が多いことに注目しました。またビフィズス菌は乳児のみならず、成人にも効果があるという思いで研究を重ね、1969年に「Bifidobacterium longum BB536 (以下ビフィズス菌BB536) 」を発見しました。
森永乳業におけるビフィズス菌BB536研究は今年で50周年を迎え、このたびその研究成果をまとめた総説「Beneficial effects of Bifidobacterium longum subsp. longum BB536 on human health: Modulation of gut microbiome as the principal action」がJournal of Functional Foodに受理されました。また安全性の高さが評価され、乳幼児向けGRAS自己認証を取得したことをご報告します。




【ビフィズス菌BB536研究総説概要】
ヒトの消化器官には腸内フローラ(※)と呼ばれる複雑でダイナミックな環境が形成されており、免疫機能をはじめヒトの健康に大きく関係しています。腸内フローラのバランスが崩れると様々な疾患発症の原因になることが明らかにされており、我々の健康を考えるうえで非常に重要であることが示されています。
「ビフィズス菌BB536」は森永乳業が健康な乳児から発見したヒトに生息する種類のビフィズス菌で、ヒトに対する様々な有益な作用が数多くの臨床試験で明らかにされており、これまでに大きく分類すると5つの生理作用が明らかにされました。その作用は主に腸内フローラ改善であると推察されております。

【乳幼児向けGRAS自己認証を取得】
GRAS(Generally Recognized as Safe )は国際的に広く認知されている米国の食品安全に関する認証制度で、米国で食品素材を販売するためには、GRASとして認証される必要があります。「ビフィズス菌 BB536」はすでに2007年にGRAS(GRAS Notice No. GRN 000268)を取得しておりましたが、2019年7月に乳幼児向けの自己認証によるGRAS (self-affirmed GRAS for Infants)についても取得したことで、米国内において育児用ミルクなどの原料としての販売可能性が広がりました。

※腸内フローラ 
腸内細菌叢ともいい、多種多様な細菌が群れを成している様子を、お花畑=フローラにたとえてそのように呼ばれています。



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