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2026年04月28日 お知らせ

森永乳業 フェロー 阿部 文明 が令和8年春の褒章において紫綬褒章を受章 ―ビフィズス菌生菌末および濃縮菌体の製造技術ならびに応用製品の開発―

森永乳業株式会社フェローの阿部文明(元常務執行役員研究本部長)が、令和8年春の褒章において紫綬褒章を受章することとなりましたので、お知らせいたします。

紫綬褒章は、科学技術分野における発明・発見や、学術、スポーツ、芸術分野における優れた業績に対して授与されるものであり、本受章は「ビフィズス菌生菌末および濃縮菌体の製造技術ならびに応用製品の開発」に関する業績が評価されたものです

 

 

<業績の概要>

人々の健康の維持増進に深く関わるビフィズス菌は偏性嫌気性菌であり、酸素感受性が高く、粉末化等の工業的利用が困難でした。特にヒト由来のビフィズス菌は外環境に対する感受性が高く、乾燥粉末の状態で安定的に保存することが難しいため、育児用ミルクやサプリメント等の常温で長期保存を要する製品への利用が制約されていました。加えて、極低出生体重児向けなどの医療現場においても、ビフィズス菌の活用には課題がありました。

そこで阿部は、これらの課題を克服するため、菌の培養条件および凍結乾燥技術等を研究し、高菌数かつ常温で保存安定性の高いビフィズス菌生菌末と、高活性の凍結濃縮菌体の工業的製造および実用化を可能にしました。

本開発により、ビフィズス菌生菌末は、粉ミルク等の常温で賞味期限の長い食品分野において利用可能となり、日本を含む世界各国においてヒト由来ビフィズス菌含有食品の開発が進展しました。また、生菌末の活用によりヒト臨床試験を効率的に実施できるようになったことで、健康の維持増進に関する様々な機能が明らかとなり、多くの保健機能を有する食品の開発に寄与しました。さらに、極低出生体重児の壊死性腸炎や敗血症の予防を含め、児の健全な成長に貢献するとともに、安定かつ衛生的にビフィズス菌入りヨーグルトを多拠点で大量生産することを可能にしました。

これらの成果により、ビフィズス菌の食品・医療領域への利用を大きく前進させ、国内外におけるビフィズス菌の価値向上と関連製品の市場拡大を通じて、多くの国民の健康に貢献しました。

 

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