森永乳業は、大阪・関西万博
「大阪ヘルスケアパビリオン」の
プレミアムパートナーです。

提供:(公社)大阪パビリオン
協力:2025年日本国際博覧会協会

大阪・関西万博は、
2025年10月13日をもちまして
閉幕いたしました。
たくさんのご来場、
ありがとうございました。

森永乳業ブースのテーマは

ビフィズス菌でスーパーヒューマン

ブースの中は2050年の世界。全人類がビフィズス菌を摂取し、
腸から進化した次世代の人間“スーパーヒューマン”になっていた。

2050年のミライにやってきたあなたには、研究中の可能性を含めた
ビフィズス菌のすごい効果を、最新技術を使ったゲームなどで体験していただきます。

※大阪・関西万博は、2025年10月13日をもちまして閉幕いたしました。

(画像はイメージです)

ビフィズス菌でスーパーヒューマンになる体験1

ゲームの舞台は荒れてしまった自分の腸内。
腸内に潜む悪玉菌を手の動作や発声、脳波で攻撃する
未来型VRシューティングゲーム。

手や声、脳波でビフィズス菌を発射して
自分の綺麗な腸を取り戻せ!
会場で測定するPHR(パーソナルヘルスレコード)を活用して、
約1億通りの腸内環境ステージをご用意します。

VR腸内クエスト

※ヘッドセットを着用して バーチャルコンテンツをご体験いただきます。
お子様のご年齢やご自身のご体調などをご考慮ください

ビフィズス菌でスーパーヒューマンになる体験2

ビフィズス菌を摂取したあなたは、
想像以上かも!?

振れ!スーパーシニアへの道

ゲームが始まると画面に表示された自らの顔が
どんどん歳を重ね、最後は120歳に!
ビフィズス菌スティックを振って、
ビフィズス菌を摂取していくと
“スーパーシニア”となったあなたの
型破りな姿が現れる。

ビフィズス菌でスーパーヒューマンになる体験3

あなたの顔ではじきかえす

スーパー美肌ブロック崩し

ビフィズス菌に覆われた“もちもち美肌”の
あなたの顔が登場!
“もちもち美肌”でボールを跳ね返し、
より多くのブロックを崩して高得点を狙おう!

ビフィズス菌でスーパーヒューマンになる体験4

日本初※1腸の音でビフィズス菌を発射し、
腸内環境を良くしていく体験

※1: 株式会社マニューバー調べ(2024年12月)

腸音波

(画面などは開発中のものです)

一般的な腸の音※2を聴いてみる!

※2: 成人男性の腸の音

再生ボタンで音が流れます

ビフィズス菌でスーパーヒューマンになる体験5

最大4万人の「腸内細菌」検査結果を、
万博会場でフィードバック
最新技術を採用した
腸内細菌検査キットを活用

〜腸内環境を知る機会をより身近に、より多くの方に〜

※キットをお申込されていない方には、
いくつかの質問でビフィズス菌の多寡が分かる体験をご案内します

ワタシの腸内チェック

【体験の様子(イメージ)】

新技術「腸内細菌抗体検査」とは

大学発のベンチャー企業 ヘルスケアシステムズ社が国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所と共同で開発した、これまでと異なる新技術を用いた腸内環境を調べる検査です。新技術は特定の腸内細菌に反応する抗体を使って便中の細菌を判定するもので、これまでの分析方法よりも、短時間かつ安価に大量の人の便を測定することができる可能性を秘めています。すべての人が自分の腸の中にどんな菌がいるのか知ることで自分の健康に役立てることができることを目指しています。

詳細は株式会社ヘルスケアシステムズのニュースリリースをご参照ください。
【医薬基盤・健康・栄養研究所 新技術を採用した腸内細菌検査キットを共同開発】

腸内細菌抗体検査でわかること

5種類の代表的な腸内細菌として、有用な代謝産物を生み出す腸内細菌として知られるビフィズス菌、ブラウティア菌、フィーカリバクテリウム菌、プレボテラ菌、バクテロイデス菌の割合を調べます。

【測定する腸内細菌(イメージ)】

ビフィズス菌のすごい効果

ビフィズス菌研究ヒストリー

半世紀以上続く、森永乳業のビフィズス菌研究

1969年のビフィズス菌BB536発見から、ビフィズス菌や腸内フローラについて様々な研究を行ってきました。これからも多くの方の健康に貢献できるよう日々努力を続けていきます。

ビフィズス菌研究ヒストリー
1969年 乳児から「ビフィズス菌BB536」を発見
1971年 ビフィズス菌入りヨーグルト発売
1977年 ビフィズス菌入り乳飲料を発売
1984年 乳製品へのビフィズス菌利用技術を評価され、科学技術庁長官賞を受賞
1986年 ビフィズス菌入りヨーグルトの製造方法をヨーロッパへ技術輸出
1994年 ドイツ企業と菌体のライセンス製造契約、世界で発売
1996年 森永乳業のヨーグルトが生きたビフィズス菌が入った食品で初めて特定保健用食品として許可される
2009年 「ビフィズス菌BB536」が米国FDAの安全性認可制度で一般食品に用いることのできるビフィズス菌としては 世界で初めてGRASを取得
2013年 高菌数、高生残性ビフィズス菌含有ヨーグルト製造方法の技術開発により農芸化学技術賞を受賞
「ビフィズス菌M-16V」が米国FDAの安全性認可制度でGRAS及びInfant GRASを取得
2019年 「ビフィズス菌M-16V」がシンガポールNutra Ingredients‐Asia Awardsで乳幼児栄養賞を日本企業で初めて受賞
「ビフィズス菌BB536」の長年の研究と活動を評価され、日本食品免疫学会「食品免疫産業賞」を受賞
「ビフィズス菌BB536」が米国FDAの安全性認可制度でinfant GRASを取得
2021年 「ビフィズス菌MCC1274」が日本認知症予防学会において優秀演題賞である「浦上賞」を受賞
2022年 「ビフィズス菌BB536」が中国の国家衛生健康委員会審査制度における新食品原料に登録
「ビフィズス菌MCC1274」が米国FDAの安全性許可制度でGRASを取得
2023年 認知機能改善作用を有するビフィズス菌MCC1274の開発と事業化により「農芸化学技術賞」を受賞
長年のビフィズス菌生菌末の製造技術および応用製品の開発が評価され「文部科学大臣表彰科学技術賞 (開発部門)」を受賞
「ビフィズス菌MCC1274」がウェルネスフードアワード2023において 「最優秀賞」 「認知・睡眠部門金賞」を受賞
「ビフィズス菌BB536」がブラジル国家衛生監督庁 (ANVISA) より一般食品への使用承認を取得

ビフィズス菌とは?

ビフィズス菌って、いったいどんな菌?
ビフィズス菌と乳酸菌は全く別の菌

1899年フランスにあるパスツール研究所のティシエ(Tissier)博士により、赤ちゃんのおなかからビフィズス菌は発見されました。100年以上経った現代でもなお研究が続くビフィズス菌の基礎知識をご紹介します。

ビフィズス菌とは

ビフィズス菌は善玉菌の代表格!

おなかに良い働きをする菌として知られるビフィズス菌。実は整腸作用だけでなく、アレルギーの緩和や認知機能の維持など、全身の健康に様々な良い影響を与えていることが、最新の研究によって分ってきています。

大腸に多くすむ善玉菌!

ビフィズス菌は人の腸内(大腸)に多くすんでいる善玉菌です。乳酸菌も善玉菌としてよく知られていますが、大腸でのビフィズス菌と乳酸菌の割合はなんと99.9%がビフィズス菌、0.1%が乳酸菌※です。昨今話題の「腸内フローラ(腸内細菌叢)」は主に大腸を指しているため、腸内フローラを良い形で維持する上で、ビフィズス菌はとても重要な菌になるのです。
※乳酸菌を旧Lactobacillus属とした場合

大腸でのビフィズス菌と乳酸菌の割合のグラフビフィズス菌99.9%乳酸菌0.1%

短鎖脂肪酸を作る!

ビフィズス菌は乳酸に加え、短鎖脂肪酸(酢酸)という今注目の機能性成分を作ります。短鎖脂肪酸は、右図のように全身の健康維持にかかわる働きを多く持ち、短鎖脂肪酸を大腸で多く作ってもらうことが健康維持の鍵と考えられています。

1悪玉菌の働きと増殖を抑える 2腸管バリア機能を高め、病原菌などを体内へ侵入させない 3大腸の動きを活発にして、便通を改善する 4免疫反応を制御する 5血糖値をコントロールする 6脂肪の蓄積を抑制し、太りにくい体質にする

ビフィズス菌と乳酸菌は実は全く別の菌!

善玉菌としてよく一緒に語られる「ビフィズス菌」と「乳酸菌」ですが、実は全く別の菌だということを、ご存じでしたか?

そもそも生物として違う!

ビフィズス菌と乳酸菌は、生物を区別する分類学でいうと、「真正細菌」という菌であるところまでは同じですが、その次の段階から全く異なる分類になります。これは例えると、「ビフィズス菌と乳酸菌」は「ヒトとクラゲ」ほどの大きな違いになります。

すむ場所が違う!

ビフィズス菌は主にヒトや動物の大腸にすんでいますが、乳酸菌は自然界一般に広くすんでいます。ビフィズス菌は酸素に弱く食物繊維を好むため、酸素がほとんど無く、ヒトが消化できない食物繊維が豊富な大腸に適応しています。一方、乳酸菌は食物繊維を利用する能力が高くないため、エネルギー不足になってしまい大腸にあまりすんでいない、と考えられます。

作るものが違う!

乳酸菌はその名の通り「乳酸」を作りますが、ビフィズス菌は「乳酸」に加えて、乳酸菌には作ることができない「短鎖脂肪酸(酢酸)」を産生します。さまざまな働きを持つ短鎖脂肪酸を増やすには、大腸でビフィズス菌を増やすことが重要です。

あなたはビフィズス菌が足りていますか?
知っておきたいビフィズス菌の豆知識

ここまでビフィズス菌の基礎知識をお伝えしてきましたが、さらにビフィズス菌に関して、知っておいていただきたいことがあるのです!

ビフィズス菌入りヨーグルトは特別なヨーグルト!

「ヨーグルトを食べればビフィズス菌が摂れる」と思っている方も多いかもしれませんが、実はヨーグルトには、ビフィズス菌が入っているものと入っていないものがあります。「乳酸菌」はヨーグルトを作るのに必要な菌なので全てのヨーグルトに入っていますが、「ビフィズス菌」は限られたヨーグルトにしか入っていません。

ビフィズス菌入り

発酵食品にビフィズス菌は含まれていない

一般的な発酵食品には基本的にビフィズス菌が入っていません。ビフィズス菌は酸素に弱く、空気に触れると生きていけないためです。

腸内のビフィズス菌は年齢とともに減少する

ビフィズス菌は特に60歳以降、年齢とともに減少することが分かっています。長寿の人はビフィズス菌が多いという研究もあり、積極的にビフィズス菌を増やしていくことが健康に良い影響を与えるかもしれません。

腸内フローラと年齢のグラフ

赤ちゃんはビフィズス菌に守られている

ビフィズス菌が腸内で1番多い時期をご存知ですか?実は赤ちゃんのときが一番多いのです。腸内細菌全体の約半数をビフィズス菌が占め、ビフィズス菌がもつ様々な健康効果で、赤ちゃんの健康をしっかり守ってくれています。

赤ちゃんの健康を守っている菌のグラフビフィズス菌52.4%その他腸内細菌計47.6%
出典:
Odamaki et al., BMC Microbiol, 2016 より作図

人類の進化とともに歩んできたビフィズス菌

ビフィズス菌とヒトは、類人猿の時代である1500万年前から共生関係にあり、ともに進化してきたと言われています。長い間築かれてきた関係性によって、私たちはビフィズス菌から恩恵を預かっていると考えられています。