のどの乾燥の原因は、日常生活の中に! のどの乾燥対策を始めよう

のどが乾燥すると、ウイルスなどの病原体が体内に侵入しやすくなり、感染症のリスクが高まります。そうならないためには、のどを乾燥から守る日頃のケアが重要です。環境や食事の工夫、乾燥を和らげるケアの方法などをご紹介します。
監修者
プロフィール

橋本真一(はしもと・しんいち)先生
和歌山県立医科大学 医学部先端医学研究所 分子病態解析研究部 教授
東邦大学薬学部薬学科卒業。薬学博士。主な研究に、「がん微小環境における細胞間相互作用の解明」「ゲノム・オミックス解析を基盤とした悪性腫瘍、炎症免疫組織の病態解明」等がある。
1.のどが乾燥するとどうなる?
風邪など呼吸器の感染症は、空気中のウイルスや細菌が口や鼻から気道に侵入して引き起こされます。のどは口や鼻から入ってくるウイルス・細菌などが体内へ侵入するのを防ぐ重要な役割を担っています。
しかし、のどが乾燥していると、その働きが低下して、ウイルスや細菌などの病原体が粘膜に付着しやすくなり、感染症のリスクを高めてしまいます。また、乾燥が慢性化すると、咽頭に炎症が起こり、粘膜が赤く腫れて痛みを生じる「咽頭炎」、声がれや声が出ないなどの症状を引き起こす「喉頭炎」などを発症するリスクも。
のどの健康をしっかり守るためには、日頃からのどの乾燥を防ぐケアが大切です。
しかし、のどが乾燥していると、その働きが低下して、ウイルスや細菌などの病原体が粘膜に付着しやすくなり、感染症のリスクを高めてしまいます。また、乾燥が慢性化すると、咽頭に炎症が起こり、粘膜が赤く腫れて痛みを生じる「咽頭炎」、声がれや声が出ないなどの症状を引き起こす「喉頭炎」などを発症するリスクも。
のどの健康をしっかり守るためには、日頃からのどの乾燥を防ぐケアが大切です。
2.のどの乾燥対策(生活習慣)
のどの乾燥を予防するための有効な対策には、以下のようなものがあります。
・加湿
暖房を使う冬はもちろん、エアコンで室内を冷やす夏場も室内は乾燥しがちです。室内の湿度が下がり過ぎないよう、加湿器などで加湿を忘れずに。エアコンをつけたまま就寝する場合は、眠っている間ものどは乾燥します。就寝中も加湿器などを活用しましょう。濡れたタオルを室内に干して加湿してもよいでしょう。
・マスクの活用
・加湿
暖房を使う冬はもちろん、エアコンで室内を冷やす夏場も室内は乾燥しがちです。室内の湿度が下がり過ぎないよう、加湿器などで加湿を忘れずに。エアコンをつけたまま就寝する場合は、眠っている間ものどは乾燥します。就寝中も加湿器などを活用しましょう。濡れたタオルを室内に干して加湿してもよいでしょう。
・マスクの活用
マスクによる加湿は、のどの乾燥対策として有効な方法です。のどに潤いを与えてくれる「濡れマスク」もお勧めです。
・水分補給
少量の水分をこまめにとり、のどの乾燥を防ぎましょう。お勧めなのは、常温の水やカフェインレスの飲み物。コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるカフェインには利尿作用があり、体内の水分を排出させるため、水分補給のつもりが、余計にのどが渇いてしまうことも。飲み過ぎには注意しましょう。
・口呼吸対策
就寝中、無意識に口呼吸になっている人は案外多いものです。朝起きると口やのどが渇いている人は要注意。口閉じテープ(マウステープ)などで口呼吸を予防できます。
・水分補給
少量の水分をこまめにとり、のどの乾燥を防ぎましょう。お勧めなのは、常温の水やカフェインレスの飲み物。コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるカフェインには利尿作用があり、体内の水分を排出させるため、水分補給のつもりが、余計にのどが渇いてしまうことも。飲み過ぎには注意しましょう。
・口呼吸対策
就寝中、無意識に口呼吸になっている人は案外多いものです。朝起きると口やのどが渇いている人は要注意。口閉じテープ(マウステープ)などで口呼吸を予防できます。
・禁煙、節酒
喫煙や過度な飲酒はのどの粘膜を傷つけます。のどの粘膜を保護するためにも禁煙、節酒を心掛けましょう。
3.のどの乾燥対策(食事・栄養)
のどの乾燥対策の一環として、以下のような栄養素を食事から積極的にとりましょう。
・亜鉛
亜鉛は傷ついた粘膜の再生に役立ちます。牡蠣などの魚介類、レバー、肉類などに多く含まれています。
・ビタミンD
ビタミンDは免疫機能の維持に役立ちます。魚介類、きのこ類、卵などに多く含まれています。
・ビタミンA
免疫機能の維持に役立ちます。にんじん、ほうれん草、レバーなどの食材を意識的にとりましょう。
・ビタミンB群
ビタミンB群は粘膜の再生を助けます。うなぎ、しじみなどに多く含まれています。
・ビタミンC
ビタミンCには抗酸化作用がある他、粘膜を修復する効果も。果物や野菜に多く含まれているので、積極的にとるように心掛けてください。
・良質なたんぱく質
たんぱく質は体をつくる大切な栄養素です。肉や魚、卵、乳・乳製品や大豆製品などに含まれています。動物性たんぱく質と植物性たんぱく質をバランスよくとるとよいでしょう。
・ラクトフェリン
いわゆる“栄養素”ではありませんが、 近年のどの乾燥対策として期待されているタンパク質が「ラクトフェリン」です。ラクトフェリンは人間を始め、多くの哺乳類の分泌物の中に元々含まれている天然のタンパク質で、体内の保水成分である「ムチン」のつなぎとして働く生理活性を持ち、のどを潤して乾燥を防ぐことが期待されています。 乳由来のたんぱく質ですが、(加工した)乳製品にはほとんど含まれないため、ラクトフェリンを強化した食品やサプリメントなどで補うとよいでしょう。
・亜鉛
亜鉛は傷ついた粘膜の再生に役立ちます。牡蠣などの魚介類、レバー、肉類などに多く含まれています。
・ビタミンD
ビタミンDは免疫機能の維持に役立ちます。魚介類、きのこ類、卵などに多く含まれています。
・ビタミンA
免疫機能の維持に役立ちます。にんじん、ほうれん草、レバーなどの食材を意識的にとりましょう。
・ビタミンB群
ビタミンB群は粘膜の再生を助けます。うなぎ、しじみなどに多く含まれています。
・ビタミンC
ビタミンCには抗酸化作用がある他、粘膜を修復する効果も。果物や野菜に多く含まれているので、積極的にとるように心掛けてください。
・良質なたんぱく質
たんぱく質は体をつくる大切な栄養素です。肉や魚、卵、乳・乳製品や大豆製品などに含まれています。動物性たんぱく質と植物性たんぱく質をバランスよくとるとよいでしょう。
・ラクトフェリン
いわゆる“栄養素”ではありませんが、 近年のどの乾燥対策として期待されているタンパク質が「ラクトフェリン」です。ラクトフェリンは人間を始め、多くの哺乳類の分泌物の中に元々含まれている天然のタンパク質で、体内の保水成分である「ムチン」のつなぎとして働く生理活性を持ち、のどを潤して乾燥を防ぐことが期待されています。 乳由来のたんぱく質ですが、(加工した)乳製品にはほとんど含まれないため、ラクトフェリンを強化した食品やサプリメントなどで補うとよいでしょう。
4.のどの乾燥を和らげるケア
のどの乾燥を和らげてくれるケア、どれも手軽にできる方法ばかりです。ぜひ取り入れてのどを守りましょう。
・唾液分泌を促す
口腔内の乾燥が気になる時は、ガムをかんだりのど飴をなめたりすると、唾液の分泌が促されます。梅干しや酢昆布なども、唾液が出やすくなります。
・うがい、鼻うがい
外出先から自宅に戻ったら、うがいをしましょう。外気が乾燥している季節は特に重要です。うがいは強くするよりも、静かに行うのがポイントです。
口呼吸をしている自覚がある方は、鼻うがいを試してみましょう。鼻うがいで鼻づまりを解消し、鼻の通りを良くすることがのどの乾燥予防につながります。
<鼻うがいの方法>
1 ぬるま湯500mLに塩小さじ1を溶かしてペットボトルに入れる。体液に近い塩分濃度と温度にすると、鼻の中が痛くなりにくい。
2 顔を傾けた際、上になる鼻の穴にペットボトルの口を当てて、塩水をゆっくり注ぎ入れる。口に入ってきた水は、吐き出す。この時「えー」と声を出してやれば、誤嚥予防になる。
3 反対側も同様に行う。
4 顔を上下左右に傾け、鼻の穴に残った水を流し、優しく鼻をかむ。
・唾液分泌を促す
口腔内の乾燥が気になる時は、ガムをかんだりのど飴をなめたりすると、唾液の分泌が促されます。梅干しや酢昆布なども、唾液が出やすくなります。
・うがい、鼻うがい
外出先から自宅に戻ったら、うがいをしましょう。外気が乾燥している季節は特に重要です。うがいは強くするよりも、静かに行うのがポイントです。
口呼吸をしている自覚がある方は、鼻うがいを試してみましょう。鼻うがいで鼻づまりを解消し、鼻の通りを良くすることがのどの乾燥予防につながります。
<鼻うがいの方法>
1 ぬるま湯500mLに塩小さじ1を溶かしてペットボトルに入れる。体液に近い塩分濃度と温度にすると、鼻の中が痛くなりにくい。
2 顔を傾けた際、上になる鼻の穴にペットボトルの口を当てて、塩水をゆっくり注ぎ入れる。口に入ってきた水は、吐き出す。この時「えー」と声を出してやれば、誤嚥予防になる。
3 反対側も同様に行う。
4 顔を上下左右に傾け、鼻の穴に残った水を流し、優しく鼻をかむ。
・就寝時ものどのケアを
忘れがちなのが、就寝中ののどの乾燥ケアです。加湿をして室内の湿度を上げ、口呼吸をしている人は口閉じテープも活用しましょう。横になると、下半身にたまっていた体液が上半身に流れ、のどの粘膜がむくみやすくなります。枕を高くして、上半身をやや起こした体勢で眠ると、むくみが軽減します。
・唾液腺マッサージ
のどの乾燥を防ぐ鍵はやはり唾液です。唾液が出やすいポイントをマッサージして、唾液の分泌を促しましょう。
<唾液腺マッサージの方法>
忘れがちなのが、就寝中ののどの乾燥ケアです。加湿をして室内の湿度を上げ、口呼吸をしている人は口閉じテープも活用しましょう。横になると、下半身にたまっていた体液が上半身に流れ、のどの粘膜がむくみやすくなります。枕を高くして、上半身をやや起こした体勢で眠ると、むくみが軽減します。
・唾液腺マッサージ
のどの乾燥を防ぐ鍵はやはり唾液です。唾液が出やすいポイントをマッサージして、唾液の分泌を促しましょう。
<唾液腺マッサージの方法>
1 左右の耳たぶの手前(耳下腺)に手を当てる。
2 後ろから前に、円を描くように軽くさする。
3 5回ほど繰り返す。
4 あごの骨の内側にある、柔らかい部分(顎下腺)を、左右の親指で軽く押す。
5 5回ほど繰り返す。
2 後ろから前に、円を描くように軽くさする。
3 5回ほど繰り返す。
4 あごの骨の内側にある、柔らかい部分(顎下腺)を、左右の親指で軽く押す。
5 5回ほど繰り返す。
まとめ
のどは病原体が体内に侵入するのを防ぐ最初の砦。しっかり機能するためにはのどが潤っていることが大切です。しかし、外気や室内の乾燥、加齢、水分不足、口呼吸など、私たちの生活の中には、のどの乾燥の原因となるリスクがたくさん潜んでいます。今回ご紹介した乾燥対策を日々の暮らしに取り入れて、のどを守りましょう。
