COLUMN
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ビフィズス菌がつなぐ
菌のリレー

腸活に欠かせない
食物繊維の重要性

腸活といえばヨーグルトが定番ですが、同時に取り入れたいのが食物繊維です。食物繊維は消化・吸収されず大腸まで届く成分で、かつては便のかさ増し程度と考えられていました。しかし近年、腸内細菌のエサとなり菌を増やす・活性化するなど、健康維持に欠かせない役割が明らかになっています。さらに、1日25~29gの摂取で肥満や糖尿病、高血圧など生活習慣病リスクを下げることが報告され[1]、WHOや厚労省も成人で25g以上を推奨しています。しかし現状では摂取量が半分以下[2]であり、積極的な摂取が必要です。

おなかから かしこい食生活に
“ビフィズス菌” がつなぐ菌のリレー

効果的な摂取のコツ

不足分を補うには、次の2つのポイントが重要です。

① 発酵性食物繊維を選ぶ
腸内細菌が働きやすい発酵性食物繊維を選びましょう。リンゴ、キウイ、ゴボウ、玉ねぎ、ワカメ、穀類やいも類などに豊富に含まれており、特に冷えたごはんがお勧めです。

② ビフィズス菌と一緒にとる
腸内細菌は食物繊維をエサに、身体に良い代謝物を産生します。これには複数の腸内細菌が関わっており、食物繊維の形を少しずつ変えてリレーのバトンのように次の菌へ渡し、最終的に短鎖脂肪酸を作り出しています。ビフィズス菌はこのリレーの中で特に重要な働きを果たしており、発酵性食物繊維とビフィズス菌を組み合わせることで、腸内環境改善と全身の健康に寄与します。

[1]「厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2025年版)
[2] 平成30・令和元年国民健康・栄養調査