重要取組課題について

7つの重要取組課題

「かがやく“笑顔”のために」
このコーポレートスローガンに基づき、森永乳業は7つの重要取組課題を策定しました。次の100年に向けて、サステナブル(持続可能)な社会をつくるため、そして人々の健康に貢献する企業でありつづけるための指針となります。

  • 健康・栄養

    健康・栄養

    「かがやく“笑顔” 」を実現する機能性とおいしさを兼ね備えた商品を開発・販売し、健康・栄養をお届けします。

    ●「栄養価の高い商品」「嗜好性の高い商品」に対する社会のニーズは高く、また、中長期的には高齢社会が加速することは避けられません。森永乳業独自の研究開発力で、心身ともに健康な社会生活の実現に貢献することをめざします。
    ●人口減少・高齢化が進む中、商品力だけでなくライフスタイルを変革する技術やサービスの創造・提供をめざします。

  • 環境

    環境

    省エネルギー、廃棄物削減に取り組みながら安全・安心な商品を製造し、サステナブルな社会づくりに貢献します。

    ●「気候変動」「森林」などに与える影響を考慮した企業活動を実践します。
    ●限りある資源を有効に活用するためにも、食品ロスの削減に取り組むことを急務とします。

  • 人権

    人権

    人権に配慮した事業活動を行い、多様性を尊重し、あらゆる人々が能力を充分に発揮できる環境をつくります。

    ●持続可能な社会形成のために、「人」は特に重要な経営資源だと考えています。すべての人の「かがやく“笑顔”」を実現するために、ダイバーシティ(多様性)の推進をはじめ、さまざまな人権課題を社外関係者とともに協力して取り組んでいきます。

  • 供給

    供給

    安全・安心を重視した原材料調達と製造を経て、高品質な商品を安定的にお届けします。

    ●将来的な乳原料の不足に備え、新たな乳原料を使いこなせるよう研究所や工場などと協働しながら、配合設計の研究を重ねています。
    ●安全は、当社の中でも最も重要な取組項目です。現在も行っている安全への取り組みを、引き続き実施していきます。

  • 次世代育成

    次世代育成

    サステナブルな社会づくりに貢献する子どもたちの健やかな成長を応援します。

    ●子どもたちの明るい未来のために、森永乳業は心身の成長やキャリア教育、そして子育てを支援する活動を行っています。

  • 人財育成

    人財育成

    「かがやく“笑顔” 」を実現する人財の育成に力を入れていきます。

    ●新人社員から経営層まで幅広く人財を育成することは、企業の持続的な成長につながります。一人ひとりの適性を活かし、能力をのばすことのできる制度構築をめざします。

  • コーポレート・ガバナンス

    コーポレート・ガバナンス

    持続的な成長と企業価値の向上の実現に向けて実効性の高いガバナンス体制の整備および充実に継続的に取り組みます。

    ●ステークホルダーとの対話、積極的な情報開示を通して、適切なコミュニケーションをはかっていきます。
    ●経営層からの継続的なメッセージとともに、ルールの整備、従業員の意識の醸成、サプライヤーとの公正な取引など、内部統制の構築に取り組んでいます。

重要取組課題の策定

「かがやく“笑顔”」をめざして求められる7つの課題を策定

森永乳業は、2017年4月、新コーポレートスローガンを含むグループ理念体系を策定し、発表しました。
2018年、次のステップとして行ったのが、重要取組課題の策定です。
重要取組課題は、私たちの大きな目標である「かがやく“笑顔”あふれる豊かな社会の実現」を目指すために特に優先的に取り組むべき項目です。
策定にあたっては、計4回にわたるワークショップを開催。さまざまな部署から約30名の社員が参加し、取り組むべき課題を抽出しました。そして協議を重ねて7つの大きな課題を策定し、CSR委員会(現在のサステナビリティ委員会)で承認されました。

重要取組課題策定の流れ

持続可能な社会への貢献をめざして

策定にあたっては、行動指針はもちろんのこと、GRIガイドライン、ISO26000、国連が提唱するSDGsコンパスなどを参考にしました。策定した重要取組課題への取り組みを通じ、森永乳業が企業市民として持続可能な社会の実現に貢献できると、私たちは考えています。

サプライチェーンでの課題抽出

原材料の調達から製造、販売、廃棄に至るまで、森永乳業の活動は多岐にわたります。7つの重要取組課題を策定した際、サプライチェーン全体で課題解決のために当社が行う具体的な取り組みを決め、その中で特に重要だと思われる項目を特定しました。
各部署・部門が連携し、それぞれの課題に取り組んでいます。

サプライチェーンにおける重要取組課題と具体的な取り組み

サプライチェーンにおける重要取組課題と具体的な取り組み

(画像クリックで、別ウィンドウで大きく開きます)

持続可能な開発目標(SDGs)

SDGs(Sustainable Development Goals) は、国連が定めた持続的な開発に関する17の目標と169のターゲット。2015年に採択され、2030年までに達成することを目指しています。「誰一人として取り残さない(Leave no one behind)」を基本とし、経済格差、持続可能な消費や生産、気候変動対策など、世界が抱える問題を解決するために、各国政府やNGOだけでなく、民間企業もまた日々の活動を通して、取り組んでいくことが求められています。 森永乳業は、このSDGsの達成に寄与することを目指しています。

持続可能な開発目標(SDGs)

取り組み目標の設定

2019年度から新しい3ヵ年の中期経営計画がはじまりました。中期経営計画では、新たな基本方針の中に「経営理念実現に向けてESGを重視する経営の実践」を盛り込みました。この基本方針のもと、7つの重要取組課題の考えを示すとともに、それぞれの課題に対する取り組み目標(KPI)を設定しました。
※KPI(Key Performance Indicator):活動の進捗状況や達成度を客観的に評価・管理するための数値指標。

健康・栄養

  • 03 全ての人に健康と福祉を
  • 09 産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

基本的な考え方

「かがやく“笑顔”」を実現する機能性とおいしさを兼ね備えた商品を開発・販売し、健康・栄養をお届けします。

活動の方向性 KPI
健康寿命延伸に対する貢献 栄養機能性素材を取り入れた商品の市場投入 ①
健康維持に寄与する栄養機能性素材についての情報発信
乳幼児の健やかな成長への貢献 ビフィズス菌(M-16V)の提供。国内外で120以上の施設での提供継続 ②

主要KPIの進捗状況(表中のKPIにつけた番号に対応):

  • ① 機能性表示食品「トリプルヨーグルト」発売、大人のための粉ミルク「ミルク生活」拡大(新たな健康習慣創出)
  • ビフィズス菌、ラクトフェリンなどの研究・訴求
  • ② 「ビフィズス菌M-16V」のNICU(新生児集中治療室)などへの提供。国内外延べ140以上の施設での提供

環境

  • 01 貧困をなくそう
  • 07 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 08 働きがいも経済成長も
  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 12 つくる責任つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 14 海の豊かさを守ろう
  • 15 陸の豊かさも守ろう

基本的な考え方

省エネルギー、廃棄物削減に取り組みながら安全・安心な商品を製造し、サステナブルな社会づくりに貢献します。

活動の方向性 KPI
生産部門を中心としていた環境活動を、連結対象会社全部門に拡大 ISO14001認証事業所:
2030年度までに連結対象の全事業所で取得 ①
2021年度までにグループ全体でスコープ1、スコープ2を把握
生産における環境負荷削減 CO2排出量原単位削減:
2021年度までに2013年度比8%削減
2030年度までに2013年度比20%削減
2050年度までに2013年度比80%削減
食品廃棄物発生量原単位削減:
2021年度までに2013年度比30%削減
産業廃棄物排出量原単位削減:
2021年度までに2013年度比33%削減
埋立廃棄物量削減:
2021年度までに年間排出量300t未満
2030年度までにゼロ
用水使用量削減:
2021年度までに年間使用量2013年度比9%削減
サプライチェーン全体の環境負荷削減 2021年度までにスコープ3の15中6カテゴリ算定
環境に配慮した容器包装の使用促進 容器包装リサイクル法対象プラスチック容器包装の重量:
2013年度比10%減 ②

主要KPIの進捗状況(表中のKPIにつけた番号に対応):

  • ① 認証サイト数:30サイト(2020年3月31日時点)
  • 2019年度1サイト認証取得。営業事業所としてはじめて首都圏支社で取得
  • ② 2013年度比 15.9%減(2019年度実績)

人権

  • 01 貧困をなくそう
  • 02 飢餓をゼロに
  • 05 ジェンダー平等を実現しよう
  • 08 働きがいも経済成長も

基本的な考え方

人権に配慮した事業活動を行い、多様性を尊重し、あらゆる人々が能力を充分に発揮できる環境をつくります。

活動の方向性 KPI
ステークホルダーとの対話による人権課題の特定と対策 ステークホルダーとの対話実施
サプライヤーによる人権侵害事案の把握 サステナビリティ(CSR)調達アンケートによる実態把握
自社経営に影響を及ぼす原材料ならびに納入先の特定 重要サプライヤーのリスト化 ①
当社グループ(協力会社含む)の外国人従業員への対応 当社グループの外国人従業員の労働環境整備 ②
ダイバーシティ&インクルージョンの推進 【2027年度目標】
在宅・サテライト勤務者数、有給休暇取得率、女性採用比率、女性管理職数、配偶者出産休暇取得率、男性育児休業取得率、介護離職者数

主要KPIの進捗状況(表中のKPIにつけた番号に対応):

  • ① リスト化ならびに実態把握を目的としたアンケート完了
  • ② 外国人従業員数調査完了
  • 業務監査時のチェック項目に外国人に関する項目を追加

供給

  • 02 飢餓をゼロに
  • 12 つくる責任つかう責任
  • 15 陸の豊かさも守ろう

基本的な考え方

安全・安心を重視した原材料調達と製造を経て、高品質な商品を安定的にお届けします。

活動の方向性 KPI
原料リスクに応じた効率的なサプライヤーマネジメント 原料リスク等によりサプライヤーの管理レベルを評価する仕組みの強化 ①
安全かつ高品質な商品提供のための体制づくり FSSC22000を2020年度中に当社グループ全29工場で取得 ②
※生産中止等の理由により対象工場数を23に変更
主要原材料の供給リスク対応 主要原材料の複数社購買、地域分散購買
RSPO認証パーム油の使用拡大

主要KPIの進捗状況(表中のKPIにつけた番号に対応):

  • ① 原材料のクラス分類、評価実施
  • クラスに応じたサプライヤー監査を2019年度は23工場で実施
  • ② 認証工場数:10工場(国内)(2020年3月31日時点)
  • 2019年度4工場取得(国内)

次世代育成

  • 01 貧困をなくそう
  • 02 飢餓をゼロに
  • 03 全ての人に健康と福祉を
  • 04 質の高い教育をみんなに
  • 12 つくる責任つかう責任

基本的な考え方

サステナブルな社会づくりに貢献する子どもたちの健やかな成長を応援します。

活動の方向性 KPI
健康で豊かな生活の基礎力を獲得するための食文化や栄養を学ぶ場の提供(食育講座、キッザニア) 2019年から3年間の延べ参加者数:30万人 ①
自然の恵みと、それを活かす技術・研究を学ぶ場の提供(工場見学、森と食の探検隊、キャリア教育) 同上
次世代を育成する環境の整備 エンゼル110番での継続的な育児相談の実施。2020年度で延べ100万人の相談を受け付け ②

主要KPIの進捗状況(表中のKPIにつけた番号に対応):

  • ① キッザニア、工場見学、企業訪問学習などの延べ参加者数約10万人
  • 企業訪問学習2019年度参加者:前年比2倍の約600人
  • ② 相談受付延べ人数約98万人
  • 2020年は事業開始より45周年。広報活動強化

人財育成

  • 05 ジェンダー平等を実現しよう
  • 08 働きがいも経済成長も

基本的な考え方

「かがやく“笑顔”」を実現する人財の育成に力を入れていきます。

活動の方向性 KPI
経営理念の浸透 従業員公募型フォーラムの毎年開催
ダイバーシティ推進による、従業員一人ひとりの自律的な成長促進 女性リーダー研修
仕事と子育ての両立を促す研修
プレマネジメント研修の継続的な実施と、若手従業員の人財部による面談実施 ①
グローバルなビジネス環境で活躍できる人財の育成 グローバル人財育成プログラムの推進 ②
健康経営の実践を通した人財の育成 健康診断の「危険値に該当する者」の2次検診・再検査受診率の向上:80%(2023年)
メンタルヘルス教育の受講率:100%(2023年)

主要KPIの進捗状況(表中のKPIにつけた番号に対応):

  • ① 各種研修を予定どおり実施
  • 入社1~3年目社員との面談実施
  • ② 延べ参加者数96人
  • 2019年度20人参加

コーポレート・ガバナンス

基本的な考え方

持続的な成⻑と企業価値の向上の実現に向けて、実効性の高いガバナンス体制の整備および充実に継続的に取り組みます。

活動の方向性 KPI
取締役会における、多様な価値観に基づいた、透明・公正かつ迅速・果断な意思決定 取締役会評価における評価点およびコメントの内容(取締役会の多様性、審議内容) ①
マネジメント体制の強化 各種定例委員会(人事報酬委員会、内部統制委員会、サステナビリティ委員会)の充実 ②

主要KPIの進捗状況(表中のKPIにつけた番号に対応):

  • ① 評価結果から取締役会の実効性確保を確認
  • 取締役会のさらなる実効性向上を目的として、評価結果から課題を抽出、改善に活用
  • ② 人事報酬委員会:役員報酬制度の改定等を取締役会に具申
  • 内部統制委員会:企業秘密管理体制強化を目的として情報セキュリティ部会に分科会を新設
  • サステナビリティ委員会:ESG重視経営の加速を目的として分科会(調達等)を複数新設

今後の課題解決に向けて

森永乳業は2018年度に「重要取組課題」を策定し、2019年度に各重要取組課題のKPIを設定しました。2019年度はKPI達成のため、重要取組課題毎に進捗報告会を設け、「KPI推進リーダー」を中心として進捗管理を実施しました。また、KPIは世界的な潮流、ステークホルダーとの対話を通じて、適宜議論の俎上に載せ、検討していきます。
世界的な関心の高さから気候変動、海洋プラスチック、サプライチェーン上の人権の尊重(人権デューディリジェンスの実施)については、いずれも社会課題として認識し、引き続き確認していきます。
今後も社会との共感の輪を大切にし、各ステークホルダーとの対話を通じて、社会課題を解決していきます。

サステナビリティデータブック2020

詳しい情報を「サステナビリティデータブック2020」に掲載しています。

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