2009年05月20日 研究開発

ヒト細胞系における炎症性サイトカインインターロイキン-17の産生抑制作用

~第63回日本栄養・食糧学会大会発表内容~


炎症性腸疾患などの自己免疫疾患や気管支喘息などのアレルギー疾患には炎症性サイトカイン・インターロイキン-17(IL-17)が深く関与していることが明らかになっており、注目されています。このたび、森永乳業㈱食品基盤研究所と広島大学生物圏科学研究科田辺創一准教授との共同研究から、ヒト由来末梢血単核球細胞において、2種類のビフィズス菌BB536とM-16Vが、IL-17の産生を抑制することが明らかになりました。

プロバイオティクスがヒト由来の細胞からのIL-17産生を抑制したことは初めての知見で、ビフィズス菌BB536とM-16Vは、これらのIL-17が関与する疾病の予防・軽減に役立つことが期待されます。


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